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書評『データの見えざる手』
【技術は人と社会をどう変えていくか】 矢野和男『データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(草思社) 刺激的な書物である。読みながら「なるほど」と思うたびに棒を一本引いて、「正」の字になるよう […]
4月 15, 2015
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アレントの言葉
われわれを過去へと押し戻すもの 大方の予想に反して、われわれを過去へと押し戻すのは未来である。つねに過去と未来のはざまに生きる人間の観点から見ると、時間は連続体つまり途絶えることなく連続する流れではない。時間は中間すなわ […]
4月 14, 2015
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成功は呪縛の一形態である
成功を目指してはならない 成功を目指してはならない--成功はそれを目指し目標にすればするほど遠ざかる。幸福と同じく、成功は追求できるものではない。それは自分個人より重要な何かへの個人の献身の果てに生じた予期しない副産物の […]
4月 14, 2015
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ボブ・ディラン、かく語りき
【ロックは思想の新しい形式なのだ】 ボブ・ディラン/菅野ヘッケル訳『ボブ・ディラン自伝』ソフトバンクパブリッシング 「すごいことだよ、フォークナーがやっていることは。深い感情をことばにするのはむずかしい。 […]
4月 11, 2015
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『ドラッカー 教養としてのマネジメント』
【忘れられた思想経由を読む】 マチャレロ・リンクレター/阪井和男他訳『ドラッカー 教養としてのマネジメント』マグロウヒル・エデュケーション ドラッカーの発言が実にさまざまな領域で引用され、言及されているにも […]
4月 10, 2015
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『グレートクリニックを創ろう!』
【非営利組織に学ぶこと】 内藤孝司・梅岡比俊『グレートクリニックを創ろう!』中外医学社 「よく、『教育すればいい』と言われていますが、教育したとしても、人材そのものが悪いと、結局失敗してしまうというのが私の経験からはっき […]
4月 08, 2015
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ぼくはありのままに存在する、それで十分
そう、それで十分 ぼくはありのままに存在する、それで十分、たとい世間が誰も気づいてくれなくたってぼくは平気だ、たとい誰もが注目したって、それでも平気だ。 ウォルト・ホイットマン「ぼく自身の歌」
4月 08, 2015
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ポストモダンの言葉
生きる理由があるとき 倒れかかった建物は--矛盾するようでも--それに重みをかけるとかえって支えられ強められるものです。人間でも似たりよったりで、つまり外的な困難に応じて彼の内部の抵抗力も増すように思われるのです。この前 […]
4月 07, 2015
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書評『その「正義」があぶない。』
【罠は「常識」そのものにある】 小田嶋隆『その「正義」があぶない。』日経BP社 出版不況と世間では言われる。が、それはただに本当にほしいコンパクトな情報がないだけの話だ。新書などを見ていても、雑誌なのかパンフレットなのか […]
4月 06, 2015
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「なにが」より「どのように」
重要な点は、なにが考えられているかではなく、どのようにそれが考えられているかということである。 エーリッヒ・フロム/日高六郎訳『自由からの逃走』東京創元社
4月 05, 2015
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