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「社会生態学」を語る
社会生態学の方法論――現実を見るということ 2006年2月 社会生態学者の作法 井坂 ドラッカーの生涯を特徴付けるものとして、その活動領域の多様性がある。しかも、それぞれの領域において桁外れの業績を […]
5月 08, 2015
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私は経済学者ではない。
「私は経済学者ではない。経済学者とは、あらゆるものごとを経済という側面からのみとらえようとする人々である。 私は人と社会に関心がある。したがって、経済学者の所説に対し私が同意できることはほぼない。 だが、たった一つだけ、 […]
5月 07, 2015
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【書評】最も読みやすい渋沢栄一の本
【転換期に処する】 渋沢栄一『雨夜譚』(岩波文庫) 以前から不思議に思っていたのだが、日本資本主義の父ともされる渋沢栄一の書いたものがさほど読まれていないのはなぜだろうか。 理由の一つとして考えられるのが、 […]
5月 07, 2015
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壁と卵
高く堅牢な壁とそれにぶつかって砕ける卵の間で、私はどんな場合でも卵の側につきます。壁がどれほど正しくても、卵がどれほど間違っていても、私は卵の味方です。 村上春樹「エルサレム・スピーチ」
5月 04, 2015
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【書評】葛藤なきメディアを信じてはいけない
葛藤なきものを信じてはいけない 牧野洋『官報複合体――権力と一体化する新聞の大罪』講談社 「メディアはメッセージである」との卓抜な評言を残したのはマーシャル・マクルーハンであった。あえていえば、メディアはコ […]
5月 04, 2015
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結び合わせるパターン
先日私の属しているカリフォルニア大学理事会の面々に、西洋における教育の欠陥を訴える手紙を書いていたとき、図らずもこんな一節がまぎれ込んでいたのを覚えている。 「学習する事柄を結び合わせるパターンを壊してしまうこと、それは […]
5月 03, 2015
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まずいラーメン屋を〈社会生態学〉したら・・・
【避けえない現実にどう対処するか】 岩崎夏海『まずいラーメン屋はどこへ消えた?――椅子取りゲーム社会で生き残る方法』小学館新書 人は圧倒的な変化に際会して、未知の希望よりも、既知の絶望を選ぶ。変化を好ましいものと思わない […]
4月 27, 2015
2023
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月についての考察
しかし、月と名づけられたきみをあいかわらず月とよんでいるのは、もしかしたらぼくが怠慢なのかもしれない カフカ/前田俊作訳『カフカ全集2』新潮社
4月 26, 2015
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知識人とは何か
知識人がなすべきことは、危機を普遍的なものととらえ、特定の人種なり民族なりがこうむった苦難を、人類全体にかかわるものとみなし、その苦難を、他の苦難の経験とむすびつけることである。 知識人が相対的な独立を維持するには、専門 […]
4月 26, 2015
2007
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シュタイナーの言葉
内的平静 内的平静の瞬間を確保し、その時間の中で本質的なものと非本質的なものとを区別することを学べ。 シュタイナー/高橋巌訳『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』
4月 26, 2015
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