Category Archives: ドラッカー研究

  大学時代に読んだトルストイの民話を時々思い出す。 ほんのささいな、確か鶏が盗まれたといったことから、それまで仲良く暮らしてきた隣の家同士が争うようになる。次第に喧嘩はエスカレートし、訴訟の応酬にいたる。もは […]

  「野球部って、野球をするための組織じゃないの？」 　夕紀は、何気ない調子でそう言った。しかしみなみは、残念そうな顔をしながらこう答えた。 「それが違うらしいのよ。『マネジメント』には、こうあるわ」   　　 […]

技術についての見解

一冊丸ごと読めます（読む価値があるかは別として）。ドラッカー読本

  ドラッカー話法の基本型は、「すべてをありのままに見る」ことに尽きる。ここでふと思われるかもしれない。 「ありのままで見る？　どう見ればいいのだろう」 そう、ありのままで見るというのは、決して簡単なことではな […]

  林野宏『BQ　次代を生き抜く新しい能力』（プレジデント社）   企業とは、いったい何のために存在しているのでしょうか。 一般的に企業に課せられている役割は、顧客や社員を満足させたり、企業価値を向上させて株主 […]

【経営学は貢献可能か】 『ビジネススクールでは教えてくれないドラッカー』祥伝社新書   経営学とはどのような学問なのだろうか。経営と一言で言っても、対象はあまりに広い。規模によっても経営の方法や範囲は異なるし、 […]

ドラッカーは「聞く」ことが、知識労働者であるための基礎的素養と考えていた。ひたすら耳を傾けることである。「聞く」ことがそこまで大切であることを知る人はさほど多くはない。　 きちんと聞けない人がきちんと話せることはない。特 […]

経営学をリードしてきた第一人者によるドラッカー論。 氏のドラッカー観には、現代における経営学のみでなく、世界観に対する根本的疑義が投影されている。   三戸公「ドラッカーの遺言」

こんな文章を寄稿しました。 「21世紀に知の回路を開き続ける人－ドラッカーに学ぶこと」『経済広報』2015年7月