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日本画を観るドラッカー
ドラッカーの著作には、「回想」というストーリー手法で書かれたものがいくつかある。半自伝とされる『傍観者の時代』や「ある社会生態学者の回想」、『マネジメント』の「IBM物語」「P&G物語」などさまざまである。 […]
1月 18, 2016
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生きるためのフィードバック分析
「汝自身を知れ」――。 哲学の始めであり、終わりである。同時に、ドラッカーのセルフマネジメントの始めであり、終わりでもある。いわば究極目標だ。 というのも、私たちは日々自分という立派な宝箱を背負いながら、鍵がないばかりに […]
1月 14, 2016
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【書評】たやすく見えることほど難しい
和田秀樹『焦らなくなる本』新講社 読んでいて、とても共感させられるところばかりだった。しかも、その多くは世間で語れられるポジティブ思考とはおおむね真逆になるのがおもしろい。 実はこの著者との付き合いは(もちろん一読者 […]
1月 07, 2016
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【書評】橋本治『負けない力』
【「役に立つ」、「役に立たない」の間】 橋本治『負けない力』大和書房 「人間にとっての正しいあり方は、『勝とう』と考えるよりも、『負けない』と考えることだということです」――。 […]
11月 25, 2015
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ドラッカーのメディア論
『傍観者の時代』 ドラッカーには『傍観者の時代』と題する教養小説(ビルドゥングス・ロマン)があります。 そこでは彼が若き日に交流したさまざまな異能の持ち主たちの生態がいきいきと描かれています。 ドラッカーの作品のなかで、 […]
11月 18, 2015
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彼は技術をどう見たか
技術についての見解
8月 14, 2015
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すぐ役に立つ人間はすぐ役に立たなくなる
写真は石橋湛山の墓所(身延山) 人類の偉大なる産物は(略)無用なる読書、また無用なる思索の中から生まれたのであることを忘るべきでない。 先年私が慶応義塾長在任中、今日の同大学工学部が始めて藤原工業大学として創立せられ、私 […]
8月 11, 2015
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「勇気を持ってサボる」(安冨歩)
私は大学を卒業して住友銀行(現三井住友銀行)に入りました。その少し前にプラザ合意があって、円高がはじまります。日銀が市場を大量に供給しましたので、余ったお金を土地融資・投資などに突っ込んでいくようになったの […]
7月 31, 2015
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【社会生態学者の本棚】小澤征爾・村上春樹対談
【協奏の世界】 小澤征爾・村上春樹『小澤征爾さんと、音楽について話をする』新潮文庫 時にスポーツ選手がビジネスマンの参考にされるわりには、音楽家が参考にされる頻度が低い気がしてならない。だが、音楽もまた、組 […]
7月 28, 2015
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【ポストモダンの言葉】無能の普遍性
私たちは「自分が知っているもの」の客観性を過大評価する。「私が知っていることは他者も知っているはずだ」というのは私たちが陥りやすい推論上のピットフォールである。 話は逆なのだ。「私たちが知らないことは他者も […]
7月 26, 2015
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