Category Archives: 社会生態学

  • 無題 【書評】葛藤なきメディアを信じてはいけない
    葛藤なきものを信じてはいけない   牧野洋『官報複合体――権力と一体化する新聞の大罪』講談社 「メディアはメッセージである」との卓抜な評言を残したのはマーシャル・マクルーハンであった。あえていえば、メディアはコ […]
    5月 04, 2015 1455
  • 935202_575280025825824_1684699152_n 結び合わせるパターン
    先日私の属しているカリフォルニア大学理事会の面々に、西洋における教育の欠陥を訴える手紙を書いていたとき、図らずもこんな一節がまぎれ込んでいたのを覚えている。 「学習する事柄を結び合わせるパターンを壊してしまうこと、それは […]
    5月 03, 2015 1455
  • 無題 まずいラーメン屋を〈社会生態学〉したら・・・
    【避けえない現実にどう対処するか】 岩崎夏海『まずいラーメン屋はどこへ消えた?――椅子取りゲーム社会で生き残る方法』小学館新書 人は圧倒的な変化に際会して、未知の希望よりも、既知の絶望を選ぶ。変化を好ましいものと思わない […]
    4月 27, 2015 1915
  • DSC_1239 月についての考察
    しかし、月と名づけられたきみをあいかわらず月とよんでいるのは、もしかしたらぼくが怠慢なのかもしれない カフカ/前田俊作訳『カフカ全集2』新潮社
    4月 26, 2015 1797
  • シュタイナーの言葉
    内的平静 内的平静の瞬間を確保し、その時間の中で本質的なものと非本質的なものとを区別することを学べ。 シュタイナー/高橋巌訳『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』
    4月 26, 2015 6546
  • bystander ドラッカーによる「悪」の考察
    人が悪の道具にされるとき ナチスの大量殺人者アイヒマンについての本の中で、ドイツ系アメリカ人の哲学者、故ハンナ・アーレント女史は、「悪の平凡さ」について書いた。だが、これほどに不適切な言葉はない。悪が平凡なことはありえな […]
    4月 21, 2015 3469
  • マクルーハンの言葉
    地球村 電子技術による新しい相互依存は、世界を地球村のイメージで創りかえる。 巨大なアレクサンドリア図書館の建設にむかうかわりに、世界それ自体が、まさに初期の頃のSF本に書かれていたのとそっくりに、コンピューター、電子頭 […]
    4月 15, 2015 1899
  • 無題 書評『データの見えざる手』
    【技術は人と社会をどう変えていくか】 矢野和男『データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則』(草思社) 刺激的な書物である。読みながら「なるほど」と思うたびに棒を一本引いて、「正」の字になるよう […]
    4月 15, 2015 3781
  • 無題 ボブ・ディラン、かく語りき
    【ロックは思想の新しい形式なのだ】   ボブ・ディラン/菅野ヘッケル訳『ボブ・ディラン自伝』ソフトバンクパブリッシング  「すごいことだよ、フォークナーがやっていることは。深い感情をことばにするのはむずかしい。 […]
    4月 11, 2015 2306
  • ぼくはありのままに存在する、それで十分
    そう、それで十分 ぼくはありのままに存在する、それで十分、たとい世間が誰も気づいてくれなくたってぼくは平気だ、たとい誰もが注目したって、それでも平気だ。 ウォルト・ホイットマン「ぼく自身の歌」
    4月 08, 2015 1469
1 3 4 5 6