悪と闘うマントラ

LINEで送る
Pocket

悪の力に対して闘うマントラ

1 「なにが他人への関心を失わせるのか?」

2 「なにが無意識に相手の弱点を探して、相手を支配しようとさせるのか?」

まず、「なにが他人への関心を失わせるのか?」--これはなんでもない言葉のようにみえますが、私にとってはとてもだいじな聖句(マントラ)です。なんのためのマントラかというと、「悪の力」に対して闘うときのマントラです。

もう一つの「なにが無意識に相手の弱点を探して、相手を支配しようとさせるのか?」も同様ですが、第一のマントラが「ルツィフェル」的な悪に対する呪文であるとすれば、このマントラは「アーリマン」的な悪に対するマントラです。共同体との関係で「悪」が問題になるときには、基本的には、この二つの方向があると思います。

高橋巌『神秘学入門』(シュタイナーによる人智学の概説書)