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【書評】『一神教と国家――イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』
【私たちが知らないもう一つの世界】 内田樹・中田考『一神教と国家――イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』集英社新書 近年イスラム関連の諸国を遠因とする事件が国際ニュースのトップを飾ることが多い。 最近ではドイツに向かう […]
10月 06, 2015
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【ポストモダンの言葉】無能の普遍性
私たちは「自分が知っているもの」の客観性を過大評価する。「私が知っていることは他者も知っているはずだ」というのは私たちが陥りやすい推論上のピットフォールである。 話は逆なのだ。「私たちが知らないことは他者も […]
7月 26, 2015
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用事がないところには出かけない
多田先生から教わった大切な教えの一つは「昔の侍は用のないところには出かけなかった」ということです。用のないところにフラフラ出かけてゆくから無用のトラブルに巻き込まれる。そう言われてみると、僕がこれまで関わったトラブルはす […]
6月 18, 2015
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なぜか知らないけど、知っている(ジョブズの言葉)
2011年に亡くなったアップルの創業者のスティーブ・ジョブズという人がいます。彼がスタンフォード大学で卒業生のための演説をしていて、それがYouTubeの画像にアップされていて見ることができます。よいスピー […]
5月 24, 2015
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【書評】私はテレビを見ないし、新聞も読まない。
【事理を教えてくれる本】 内田樹『街場のメディア論』光文社新書 職業柄かふだんからメディアの問題には関心を持っているというか持たざるをえないのだが、久し振りにメディアの不調について納得できる理説を示してくれ […]
5月 19, 2015
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難局に効く、ささやかだけれど、役に立つ言葉
「知りません。教えてください」 自分が何を知らないのか、何ができないのかを適切に言語化する。その答えを知っていそうな人、その答えにたどり着ける道筋を教えてくれそうな人を探り当てる。そして、その人が「答えを教えてもいいよう […]
5月 17, 2015
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【書評】『小商いのすすめ』
【「生き方」に古いも新しいもない】 平川克美『小商いのすすめ』ミシマ社 この種の本が一瞬にせよアマゾンのビジネス部門で一位になったと聞いて正直驚いた。というのも、この本は決してきらびやかな成功 […]
5月 16, 2015
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危機に臨んだとき(内田樹)
ふだん通りのこと 「おっと、こうしちゃいられない」 地獄への道はこの言葉によって舗装されている。これは長く生きてきてわかったことの一つである。みんなそうつぶやきながら破滅への道を疾走して行った。 古来、胆力のある人間は、 […]
5月 14, 2015
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今最も必要な言葉-思想家・内田樹の発言
【知の歩哨を立てる】 内田樹『街場の憂国論』晶文社 「リスクヘッジのためには、少人数でも『みんなが見張っていない方向』に歩哨に立てておく方がいい」。 時々思うのだが、ネットが発達した昨今だからこそ、意識的に本を読むように […]
4月 05, 2015
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